CTを導入しました!
当院でもこのたび歯科用CTを導入いたしました。
歯科では歯の中や骨の中は直接見ることはできませんので、エックス線による診断が必須になります。
従来のレントゲンは、2次元情報ですのでいろいろなものが重なって写ってしまい、診断が難しい場合もありましたが、CTは3次元情報ですので好きなところでスライスして見ることができます。
そのため従来では難しかった診断も可能です。
これまで当院では近所の医療機関と契約して撮影を依頼していましたが、これからは院内で撮影できます。
また今回CTはドイツの老舗メーカー「KAVO」社のものを選択しました。
このKAVO社は世界中の歯科で長く高い評価をうけている会社です。
すでに1928年には感染予防のためにハンドピースの滅菌システムを開発するなど、安全を重視した製品開発を行っています。
数ある歯科CT撮影装置の中から今回この機種に決めたのは画像情報の正確さはもちろんですが、なんといっても被爆線量の少なさ!
歯科のCTを1枚撮影しても、約0.039~0.074mSv(ミリシーベルト)。
この数値は医科の胸部CTの約1/100、胃のエックス線撮影の1/10という低線量です。
ちなみに東京~ニューヨークを1往復すると浴びる宇宙放射線量は0.19mSvといわれていますので、その少なさがわかります。
ちなみにこの機械で今までと同じ歯科のパノラマ断層撮影も0.015mSvと、当院で今まで使用していた機種より少なくなりました。
撮影の際にはよくご説明いたしますので、安心して検査をお受けくださいませ
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