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2016年4月27日 (水)

3次元CTでお口の中をじっくり観察!


YouTube: 三次元CTについて

当院では昨年3月より3次元CTを導入して活用しています。

従来のレントゲンはものが重なって写りますが、CTは得られる情報量が比較になららいくらい豊富ですのでその断層を設定することにより、骨の中の状態などを自由に観察することができます。

さらに解析ソフトの使用で、立体的な画像を構築することも可能です。

インプラント治療前検査には必須ですが、その他にも埋伏している親知らずの位置の確認であったり、感染した根管治療などの際に病変の広がりも観察するのによく使用しています。

CTはたくさんの機種は販売されていますが、当院がこの機種を選定した理由は2つ

1.8.5×14cmと大きな画像を得ることができ、1枚で多くの診断情報を得られること

2.なんといっても被曝線量が小さいこと。0.036~0.089mSvと一般の医科用CTの被曝線量の1/10以下であり、胸部レントゲンとほぼ同レベルです。これが最大のこだわりでした。

撮影に際しては健康保険が適応になる場合もありますが、インプラント治療の場合など保険外診療で撮影する場合には撮影費用は1回5000円になります。

三次元CTはより正確な診断、そして安全な歯科治療を可能にします。

一度お口の中を総点検してみてはいかがでしょうか happy01

※動画はスタッフで撮影・編集いたしました。素人作品ですがよろしければご覧くださいませ。

安楽歯科HP http://www5.synapse.ne.jp/anrakudc/

2016年4月26日 (火)

どうして保険の治療と保険外の治療があるのでしょうか?

歯科の診療には健康保険を用いて行うものと、保険外で行うものがあります。

日本の健康保険制度は治療費の7~10割を国が支払ってくれるものですが、安価に治療を受けられるこの制度は我が国が世界に誇る素晴らしいものだと思います。

その治療費は厚生労働省により定められており、2年ごとに見直されています。

費用のみならず、治療の方法や使う材料、考え方も細かく定められています。

しかし医療の分野はたえず進歩しています。

新しい材料や考え方の治療の場合はこの健康保険の定めに合致しないので、保険外診療となるわけです。

またその治療に、より快適さや審美性などの付加価値を求める場合も保険外診療を選択することになるでしょう。

インプラント治療などは保険外診療の代表例でしょう。

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よく歯医者さんがたとえるのは、家を購入する場合のお話です。

保険診療は建売住宅。あらかじめ間取りなど定まっていますよね。

そして保険外診療は注文住宅。間取りも設計も変えられますし、使用する建材にもこだわることができます。

そのようなものだと思ってください。

歯科医院で治療をする際には説明があると思いますので、それぞれのメリット・デメリットを考えて状況に応じて選択してもらうと良いかと思います。

洋服を買う場合のように、試着などのお試しができないのが歯科治療です。

気になることがあれば何でも気にせずに質問されてくださいね happy01

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2016年4月25日 (月)

フッ化物塗布は何歳まで?

お子さんの歯を丈夫にするフッ化物塗布は何歳まで行うと良いのでしょうか?

歯は生えた後、唾液中に含まれるカルシウムが歯にとりこまれ硬くなります。

つまり生えて間もない歯はまだ十分に硬くなっていないのです。

フッ化物も、歯を硬くする作用があり、乳歯でも永久歯でも生えた直後から、歯が硬くなるまで数年間塗るのがもっとも効果的と言われています。

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そう考えると永久歯の第2大臼歯が生えてくるのがだいたい12歳前後ですので、中学生の時期までフッ化物塗布を行うといいでしょう。

この12歳から後の時期は歯ブラシなどのセルフケアの習慣がお子様自身で行われ保護者の手を離れていることがほとんどであり、また中学入学を機に生活環境が変化する時期でもありますので注意が必要な時期かもしれません。

また確かにフッ化物塗布は歯質を強化し、う蝕予防に効果がありますが、これだけで大丈夫というわけではありません。

しっかりと歯ブラシなどのセルフケアをして、規則正しい食生活をすることが大切であるということをくれぐれも忘れないでくださいませ。

お子さんに丈夫な歯という財産を与えてあげてください happy01

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2016年4月23日 (土)

なぜ子供の歯(乳歯)と大人の歯(永久歯)があるのでしょうか?

子供の歯(乳歯)は、おかあさんのお腹の中にいるころ、だいたい妊娠6週頃から作られ始め、3歳くらいまでに生えそろいます。

一方永久歯もやはりお腹の中にいるころから作られ始めますが、こちらは6~12歳くらいまでの時期に生えそろってくることが多いと思います。

食物を摂取して生きていくためには歯が必要です。

食物を細かく切り砕いて、唾液に含まれる消化酵素をかけ、消化しやすい食塊として食道・胃へと送りこむのが口の働きです。

お口は最初の消化器官といえるでしょう。

その消化吸収をスムーズに行うために、小さいお子さんの顔と顎にあったサイズの乳歯が必要なのです。

お子さんが成長すると顎が大きくなり、より大きくて丈夫な歯が必要になります。

でも一度生えた歯自体は大きくなりませんので、乳歯では不十分になってしまうために、永久歯に生え換わります。

また乳歯の後ろには新しく大きくて丈夫な大臼歯が生えて、歯の本数も増えるのです。

乳歯も永久歯もその時期に大切な働きをしています。

早い時期から歯を守る習慣をつくって、健康な体を維持していただきたいと思います happy01

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2016年4月21日 (木)

素敵な歯科医院さんを見学させていただきました!

昨日はチーフと一緒に都城市のハーミィ小児矯正歯科さんで医院見学をさせていただきました。

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ここは霧島市国分にあるみやかわ小児矯正歯科さんの分院で、一昨年の年末に開業したばかりのピカピカの歯科医院さんです。

宮川小児矯正歯科さんは、5年前に初めて見学に行かせていただいて以来のお付き合いをさせていただいています、当院がモデルにさせていただいている医院さんです。

ピッカピカなのは建物や施設だけではありません。

そこで働いていらっしゃる方たちもピッカピカなのです!

素敵な夢を持ち、その夢の実現のためにまっすぐに進んでおられる理事長先生。

またその理念を完全に理解して、共感してともに進んでおられる事務長さん、副院長先生、衛生士さん、スタッフさん・・・

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見学させていただいていて気持ちがとってもよかった!

そしてここに訪れる患者さんやご家族はさぞかし安心して通ってらっしゃるのだろうと思いました!!

当院は小児歯科専門ではありませんが、そこで働いていらっしゃる皆さんの姿勢から学ぶことはたくさんあります。

私たちの夢・理念・ミッション、

「皆さまを幸せにするお手伝い、そのためのかかりつけ・ホームドクター」その実現を目指して・・・

私たちも患者さまにもっと安心していただける歯科医院づくりをさせていただきます happy01

ハーミィ小児矯正歯科の皆さま、ありがとうございました。

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2016年4月19日 (火)

人間の歯は何本あるかご存知ですか?

歯は前から切歯(前歯)・犬歯(糸切り歯)・小臼歯・大臼歯(奥歯)

人間の大人の場合、それぞれ8本・4本・20本(親知らずを除けば16本)あります。

Cut1切歯はものを切断するのに適していて、犬歯は咬みちぎる、臼歯はすりつぶすことが得意です。

歯にはそれぞれの役割があるのですね。

当然のことながら、上下が対になっていないと歯は機能しません。

ですので1本や2本、歯がなくてもいいやという考えは危険です。

残念ながら歯がなくなってしまったら、必ずそれを補う処置(補綴処置)を検討してください。

 

ちなみに、切歯・犬歯・臼歯の本数の割合は2:1:5ですが

この割合 野菜・くだもの 2 : 肉・魚 1 : 穀物 5 の食事が人間の体にとってもっとも良いとされているようです。

 

健康なお口で、健康な体を維持してください delicious

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2016年4月18日 (月)

Happy Birthday!

今回の熊本を中心とした地震では、多くの皆さまにメールやメッセージ、LINEをいただきました。

ありがとうございました。

私の生活している鹿児島県大隅地方は地震による被害はありません。

ただし昨日スーパーに行って時に感じたのは、パンなどの商品の棚に空きが目立っていること。

熊本や大分で災害が発生したことで、新幹線・在来線・高速道路などが寸断されていて鹿児島への物流が滞っているみたいです。

しかし熊本や大分の皆さんを考えたら、そんなことは言っていられない。 

一日も早い、事態の終息と復興をお祈りしています。

 

週末に控えていた投稿をさせていただきます。

先週金曜日は当院の衛生士田元さんのお誕生日でした。

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夕方の診療終了後に残っていたスタッフでお祝いをさせていただきました。

彼女は当院の中堅スタッフとして医院に貢献してくれています。

本当にありがとうございます!

感謝です!!

こういった日常の出来事が、とっても幸せなことなのだと改めて感じます happy01

2016年4月16日 (土)

一日も早い終息を望みます・・・

今日早暁の地震はここ鹿屋でも揺れました。

この地震のマグニチュードは7.3

一昨日夜は前震で、今朝のが本震とか・・・

益城のみならず、熊本市や阿蘇、宇土や八代でも被害が出ている様子です。

また昼夜を問わず鳴り響く携帯の地震速報の音・・・

熊本の方のご心労はいかばかりかとお察しいたします。

犠牲や被害にあわれた方に心からお見舞い申し上げますとともに

一日も早い終息をお祈りいたします。

2016年4月14日 (木)

銀歯は世界中で日本だけ・・・!?

う蝕(むし歯)の治療でつめたりかぶせたりする銀歯

実は世界中で日本だけってご存知でしたか?

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日本の健康保険治療で使用されている金属は正式には「12%金銀パラジウム合金」と言います。

これは金12%・銀50%・パラジウム20%・銅16%その他錫・亜鉛などを混ぜた合金です。

12%金合金というと聞こえがいいですが、その内容を考えると「50%銀パラジウム銅合金」といったほうが正しいでしょう。

この合金は1960年代の高度成長時代、つまり今から50年ほど前に歯科の治療に貴金属の導入を目指しましたが、高価なために安価にするために導入された金属です。

日本の健康保険のための金属ですから、当然日本以外では使用されていません。

この合金を使用する最大のメリットは何と言っても安いこと!

(しかし現在は金属料の高騰で導入当時ほど安くありませんが・・・)

後は金属であるので強度がある点だと思います。

一方デメリットは多種類の金属を含むためにアレルギーの問題。先日も、1年以上口内炎と唇のただれや全身の湿疹が治らず小児科でもあらゆる検査をしても分からなかったお子さんの銀歯をすべて除去したらきれいに治りました。

粘膜や皮膚のただれに限らずアレルギーを起こしていらっしゃる方は最近増えてきたというのが、診療をしていての実感です。

また辺縁の適合性はその他の純粋な金属や材料で治療する場合よりも劣ってしまいますので、次のう蝕や歯周病などの原因になってしまうことがあるようです。

治療方法を選択する際に安いというのはひとつの選択基準ですが、

安い以外の基準をお考えの場合には、よく判断されてみてください。

保険診療は悪いことはないです。

でもそれは最高のものではなく、あくまでも日本の中でのひとつの基準であることをご了承ください。

当院では治療の際に必ず、材料の選択肢についてご説明さしあげていますのでお考えになって選択されることをおススメいたします happy01

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2016年4月13日 (水)

歯石はどれくらいおきにとるのがいいのでしょうか?

「歯石はどれくらいおきにとったらいいですか?」と質問をいただくことがあります。

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まず歯石はわかりやすく言うと、細菌などの微生物とその餌となるたんぱく質などの集合体であるプラーク(歯垢)が石灰化して硬くなり歯などに付着したものです。

歯石になってしまうと、もはやブラッシングでは除去することはできませんので、歯科医院で歯石除去をする必要があります。

また歯石を長期間放置しておくことで怖いのは歯周病です。

周病の原因菌は嫌気性細菌といって、空気のないところを好みますので、歯肉溝あるいは歯周ポケットといった歯ぐきのなかで活動・繁殖をしていきます。

この歯周病の原因菌をコントロールしようとしても歯石が覆いかぶさってガードしてしまっているのでやっかいなのです。

ですので歯石は定期的にとっておく必要があります。

でこの除去の間隔ですが、これは様々です。

その方の生活習慣、もともとのお持ちの細菌の種類と数、ご自身でのセルフケア(ブラッシング)の能力、かみ合わせの関係など様々な要素によって異なります。

当院では治療計画に基づいてお口の中の治療を終了された方に定期的にメンテナンスに来院いただくことをご提案して、その中である場合には歯石除去をおこないますが、その歯周病の有無や上記の条件を勘案してその間隔は1~6か月程度とそれぞれおススメする間隔は違います。

ですが一般的には、4カ月程度と考えていただいて構わないと思います。

えっ、そんなに!?

とひょっとしたら思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、髪の毛だって頻繁にカットしますよね!

そんな感じで考えてください。

ちなみに歯石は長期間経過すると硬くなり、量も増えるので除去が大変になることも知っておいてくださいませ。

歯周病は多くの方がお持ちの病気です。

当院はメンテナンスを通じて皆さまが快適に生活していただくことを大切に考えています happy01

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