なぜ子供の歯(乳歯)と大人の歯(永久歯)があるのでしょうか?
子供の歯(乳歯)は、おかあさんのお腹の中にいるころ、だいたい妊娠6週頃から作られ始め、3歳くらいまでに生えそろいます。
一方永久歯もやはりお腹の中にいるころから作られ始めますが、こちらは6~12歳くらいまでの時期に生えそろってくることが多いと思います。
食物を摂取して生きていくためには歯が必要です。
食物を細かく切り砕いて、唾液に含まれる消化酵素をかけ、消化しやすい食塊として食道・胃へと送りこむのが口の働きです。
お口は最初の消化器官といえるでしょう。
その消化吸収をスムーズに行うために、小さいお子さんの顔と顎にあったサイズの乳歯が必要なのです。
お子さんが成長すると顎が大きくなり、より大きくて丈夫な歯が必要になります。
でも一度生えた歯自体は大きくなりませんので、乳歯では不十分になってしまうために、永久歯に生え換わります。
また乳歯の後ろには新しく大きくて丈夫な大臼歯が生えて、歯の本数も増えるのです。
乳歯も永久歯もその時期に大切な働きをしています。
早い時期から歯を守る習慣をつくって、健康な体を維持していただきたいと思います
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