麻酔について (^^)
診療で使用する麻酔、苦手な方は多いと思います。
第一「注射」っていうだけで緊張しちゃいますよね。
しかし私たちの治療するお口の周辺は体の中でも神経が集中している部位ですので、どうしても痛みをブロックするためには診療に欠かせない手法です。
そして麻酔を終えた後の麻痺したような感覚が嫌という方も多いようです。
うがいをしようとしても上手くできないこともあるかと思います。
歯科の麻酔は浸潤麻酔といって、血管に直接いれるのではなく浸透させて効かせます。
一般的に歯に麻酔をする場合には、粘膜(歯肉)に麻酔薬をしみこませてその下にある骨を介して、またその骨の中にある歯に効かせます。
実は歯は麻酔を効かせにくい場所にあるのです。
ですので一般的に皮膚などを処置する際に使用する麻酔よりも、歯科の麻酔は若干濃度が高くなっています。
となるとどうしても唇やほっぺなどのほうが、歯よりもよく麻酔が残ってしまいやすくなってしまいます。
できるだけ少量ですませたいと心がけてはいますので、ご容赦くださいませ。
麻酔の残っている時間は人により様々です。
体で麻酔薬を分解する能力に差があり、また体調によっても異なるかと思います。
麻酔が粘膜に残っている間は、やけどや間違って噛んでしまう咬傷にご注意ください。
ちなみに麻酔時の痛みは、表面麻酔や電動注射器の使用により、できるだけストレスがかからないように配慮しています。
たまに麻酔は使わないで治療を希望される患者さんもいらっしゃいます。
お話はくわしくおうかがいいたしますが、必要と思う場合に使用をおすすめしていますのでご検討ください。
最後に麻酔は歯科医ももっとも慎重に気を配っておこなう行為のひとつです。
ですので患者さんから「痛くないのですね」と言われた時は、やったね!です
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