歯周病で癌が増える・・・!
今日の歯科関係のブログは軒並みこの話題・・・
1日遅れですが、このブログで初めて目にされる方のために書かせていただきます。
[シカゴ 27日 ロイター] 歯周病によりがんのリスクが高まる可能性があるとの研究結果が27日明らかになった。インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士らが専門誌に発表した。
歯周病歴のある男性医療専門家を対象にした長期研究で、がんを患う可能性が全体的に14%高いことが判明した。論文では「喫煙その他のリスク要因を考慮した上でも、歯周病は肺や腎臓、すい臓、血液のがんのリスク増大と大きな関連性があった」としている。
これまでの研究では、歯周病で心臓病や糖尿病の発生リスクが高まる可能性が示されていた。
この事は以前から国立感染症研究所の花田先生がおっしゃっていた事です。
歯周病菌は自らを守るために、免疫担当細胞がキラー細胞にならないようにしてしまいます。
キラー細胞が少ないと、歯周病菌もですが、癌細胞も貪食されないために癌発症のリスクが高くなると考えられています。
ちなみにキラー細胞のかわりに、アレルギーに関与する細胞が作り出されてしまうので、アトピーなどのアレルギー疾患が増えてしまう可能性も現在示唆されているようです。
歯周病って、歯だけの病気じゃないんですよ!
怖いですね
これからこのように次々と立証されて、歯周病に対する皆さんの認識が早く変わっていただければと思います。
成人の80%が歯周病という歯周病大国「日本」では、かなり深刻な問題だと私は常々考えています。
お口は「健康の源」であると同時に、「病気の入り口」でもあるのです・・・
皆様の健康のために・・・
まずは歯周病などお口の病気を防ぎ、健口(けんこう)をつくり、それを維持できるようにしましょう
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