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2008年12月18日 (木)

なんとかなりました・・・

今日の午後3時ごろの電話・・・

学校医を務める近くの小学校からです。

「今、体育の授業中に5年生の児童が上の前歯を打ち、抜けてしまいました」とのこと・・・

すぐ来院するように伝えたら5分でお越しになりました。

右上の1番が完全脱臼。歯は牛乳パックのなかに・・・

治療中の患者さまに事情を説明して、児童の治療を優先。

まだ抜けてから20分くらいしかたっていないとのことなので、時間との勝負です。

レントゲン・麻酔・口腔内写真を撮影して、脱臼した部分を洗浄してすみやかに再植しました。

後は固定・・・。

すべてを終えたのは、脱臼後50分。

なんとかなったのではないでしょうか?

とにかく脱臼は時間との勝負です。

ご協力いただいた患者さま、ありがとうございました。

経過がよいことを期待しています。

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コメント

先生お久しぶりです。
私も校医をしていますが、完全脱臼は未だ経験していません。牛乳パックに入れての来院は先生のご指導and養護の先生が良く勉強されている証拠ですね。牛乳に入れるのは統計では生理食塩水に漬けるよりさらに定着率が良かったというデータもあります。良い経過が得られる事をお祈りします。
でも、歯が抜けても歯医者に持っていけば絶対大丈夫っていう風な啓蒙記事がみられますが、これはこれで困ったものですね。ダメな時はダメなんですが、、、

もりうら先生、コメントありがとうございました。
牛乳のほうが定着率がよいというデータは知りませんでした。
乾燥しないのと、雑菌がはいっていないということで、「牛乳パックでもよいですよ」と教えていたのですが・・・
ぜひ今度教えてください。
しかし愛知の月星先生もおっしゃっていましたが、やはり歯並びに問題のある子供が外傷は多いですね。
この子も上顎前突の傾向がありました。
してみるとこれから外傷は増える・・・?

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