親知らずは抜いたほうがいいの?
親知らずは抜いておいた方がいいのでしょうか?
よく受ける質問の一つです。
親知らずは10代後半以降に生えてくることが多い、一番奥の歯です。
正式には8番(智歯・第3大臼歯)と呼ばれています。
一番最後に生えてくるために生えるためのスペースがすでに残っていない場合が多く、一部しか生えなかったり、斜めになったままになってしまうことがよくあります。
その影響でお手入れが困難なために、親知らず自体がむし歯になったり、また親知らずの周囲に汚れや細菌が繁殖して炎症を起こし(智歯周囲炎)たりして痛みがでる場合が多いようです。
では親知らずは抜いたほうがいいのでしょうか?
私は次のようにいつもアドバイスしています。
- 管理が出来るようなら残しておいても基本的にはOKです。
- ただしこれから出産を考える女性の方は、妊娠が成立すると女性ホルモンの影響で腫れやすくなることがありますので、一度抜歯を検討されてみても良いかと思います。
- 若い方で、親知らずが生えることに伴い歯並びが悪くなる懸念のある方も、抜歯を検討してみても良いかもしれません。
親知らずは深い位置に留まっているケースもあり、抜歯に際して手間のかかる場合もあります。その場合はお若いうちの方が骨に弾力があり、抜歯しやすいという事実もあります。
いずれにせよ、お悩みでしたら一度歯医者さんで調べてアドバイスをしてもらっておいたほうが良いかと思います。
上手に歯医者さんを活用してくださいね
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