どうして保険の治療と保険外の治療があるのでしょうか?
歯科の診療には健康保険を用いて行うものと、保険外で行うものがあります。
日本の健康保険制度は治療費の7~10割を国が支払ってくれるものですが、安価に治療を受けられるこの制度は我が国が世界に誇る素晴らしいものだと思います。
その治療費は厚生労働省により定められており、2年ごとに見直されています。
費用のみならず、治療の方法や使う材料、考え方も細かく定められています。
しかし医療の分野はたえず進歩しています。
新しい材料や考え方の治療の場合はこの健康保険の定めに合致しないので、保険外診療となるわけです。
またその治療に、より快適さや審美性などの付加価値を求める場合も保険外診療を選択することになるでしょう。
インプラント治療などは保険外診療の代表例でしょう。
よく歯医者さんがたとえるのは、家を購入する場合のお話です。
保険診療は建売住宅。あらかじめ間取りなど定まっていますよね。
そして保険外診療は注文住宅。間取りも設計も変えられますし、使用する建材にもこだわることができます。
そのようなものだと思ってください。
歯科医院で治療をする際には説明があると思いますので、それぞれのメリット・デメリットを考えて状況に応じて選択してもらうと良いかと思います。
洋服を買う場合のように、試着などのお試しができないのが歯科治療です。
気になることがあれば何でも気にせずに質問されてくださいね
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