「歯の根っこの治療」は時間がかかる・・・?!
「歯の根っこの治療」というのは、専門的には『根管治療』といいます。
根管とは歯の根っこなかにある神経や血管が通っている空洞のことです。
『根管治療』は大きく分けて、神経が生きている状態から始めた『抜ズイ』と言われる治療と、神経が死んでしまっているところから始まる『感染根管治療』の2つにがあります。
この2つはやっている治療内容はとても良く似ていますが、治療期間は大きく異なる場合が多いです。
『抜ズイ』は1回~3回の数回で終わるケースがほとんどですが、『感染根管治療』は数カ月を要する場合もあります。
これは感染している場所の違いによるもので、『抜ズイ』は原則として歯の中だけに感染が起きているので、直接感染しているところを排除できることが多いです。
一方『感染根管治療』は歯の根っこの周りの歯根膜や顎骨といった組織に感染が及んでいて、その部分は直接触ることが出来ないために、大元の感染源(大抵の場合は歯の中)を排除して、組織の再生を待つことになります。
ですので治療期間に大きな差がでることになります。
しかし見ている限りではその差がわかりにくい治療だと思います
私たちはレントゲンや画像を用いて、その状態をくわしく説明をさしあげるように心がけていますが、おわかりになりにくい場合や、気になることがある場合には、なんなりとご質問くださいませ
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