1月23日の新聞から・・・
おととい(1月22日)のブログに、虫歯予防のために生活習慣を整えましょうという類の書き込みをしましたが、
昨日の南日本新聞(鹿児島・地方紙)の24面に「食生活の乱れ虫歯誘発?」という記事が出ていてあまりにタイムリーでびっくりしてしまいました。
岩手県歯科医師会が虐待や養育放棄で県に一時保護された児童の歯を調査したところ、保護児童は一人当たり平均虫歯が5.59本あり、同県児童の平均0.97本の約5倍にあたることがわかりました。
虐待の一種のネグレクト(育児放棄)により、児童に歯磨きの習慣がなかったり、保護者が歯の治療を受けさせないことが要因と考えられているそうです。
また食生活や睡眠などの基本的な生活習慣の乱れや、場合によっては児童のストレスにより唾液分泌量の低下などもこの結果に拍車をかけているかもしれません。
岩手県立大の児童虐待の専門の先生や、分析した岩手県歯科医師会会長らの「虐待のサインが虫歯に潜んでいることを示すものだ」「虐待の早期発見につながる可能性がある」とのコメントも紹介しています。
実は東京都福祉局が平成14年に同じような調査を行って、同様の結論を導き出しており、これを受けて鹿児島県歯科医師会でも平成16年に「児童虐待対応マニュアル」なるものが全会員に配布されています。
このような研究は今後さらに広がっていくのかもしれません。
(乳歯の虫歯だからほっておいてもいいや・・・)などどのんきにしていると、ネグレクトではないかと疑われてしまう時代がやってくるかもしれません(^ ^;)
健康なお口から健全な心身をつくってあげてくださいね!
ちなみにこの記事は同日の朝日新聞や日経新聞には載っていなかったので鹿児島だけ。。。?
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