米山武義先生
私の大学の先輩にあたりますが、日本における口腔ケアのパイオニアです。
開業医でありながら口腔ケアに関してのたくさんのデータをもとに貴重な発表・提言を続けていらっしゃいます。先日もこんな記事が出ていました。
自民党の社会保障調査会・医療委員会に設置された「歯科診療に関するプロジェクトチーム(PT)」は、後期高齢者医療制度における歯科領域の位置づけについて意見交換を行なった。
席上、米山武義氏(静岡)は、口腔管理の重要性を講演
①後期高齢者の健康寿命を延長するには口腔管理を含む歯科的介入が是非必要
②特に義歯の装着・調整を含む維持管理などの評価を重視すべき
③極度に口腔乾燥が起き易い終末期は特に口腔の維持管理が必要
④後期高齢者の健康保持には(75歳以前の)早い時期からむし歯や歯周病の管理が必要
と指摘した。
同氏は、
①口腔衛生状態の改善と咀囑の改善を図ることが誤嚥性肺炎の減少や低栄養、ADLの改善に有効であり、健康寿命の延伸に寄与する
②残存歯数が多く、よく噛めている高齢者ほど健康で総医療費は低い
などのデータを提示しながら、“歯科領域”を拡充することが望ましいとの見解を強調した。
ますますご活躍されておられるようです。
私が鹿屋市歯科医師会で公衆衛生担当をしていた平成15年にはるばる鹿屋までお越し頂き口腔ケアの市民セミナーの講師をしていただきました。
まだ介護保険にも取り上げられる前でしたが、熱心な市民の方にお集まりいただきました。当時話を聞かれた方は本当にラッキーだったと思います(^-^)
で、その米山先生が7月11日(水)20:00~のNHKためしてガッテンに出演されます。
「摂食・嚥下障害」「義歯のお手入れ」「口腔体操」についてお話をされると思います。
ぜひ皆さんご覧になってください。オススメです(^0^)/
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