北のひめゆり
昨夜はいろいろとしないといけない事があるのに、全部やらずに日本テレビのドラマ「霧の火~樺太・真岡郵便局に散った9人の乙女」を見てしまった
樺太での戦闘のことは史実としては知っていたが、小説とかは読んだことはなかったので衝撃的な内容であった。
南の鹿児島という土地に住んでいると、北の出来事になかなかふれる機会がないからであろう。
1945年8月20日、日本がポツダム宣言を受諾した後の悲劇・・・
ソ連とアメリカの冷戦がすでに始まっていたゆえの悲劇・・・
やはり番組のクライマックスの「皆さん、これが最後です。さようなら。さようなら。」という場面では涙をこらえきれなかった。
話は少し変わるが、ちょっと前に何かの新聞か雑誌で「ここ数年の戦争を題材としたドラマを調べてみると、その95%が日本を被害者としたものであった。日本が加害者となった史実もあるはずである。かたよった構成はよくない」とする論説を読んだ。
でも私はドラマはそれでよいのではないかと思う。
ドラマと歴史教育は別物であるから・・・
日本人が感情移入しやすいドラマは一面の出来事の表現。
でもこれも事実なのである・・・
知らないよりはずっとましであろう・・・
そして興味をもてば、知識として書物なりで自分で蓄えて自分の考えをまとめればいいのでは・・・
だからあまり考えないでドラマの世界に没頭した。
ご覧にならなかった方で、この出来事をあまり知らない人は是非またDVDとかで見ていただきたいと思う。
最後にちょっとひとつだけ・・・
現在の主人公を演じた市原悦子さん。
もちろん熱演なのであるが、どうしても家政婦のイメージが抜けきらないのが少し困った・・・
ごめんなさい。真面目なお話なのにね・・・
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