インプラントは足し算?!
昨日は大阪でインプラントの研修を受けてきました。
弱い(骨密度の低い)骨、幅や厚みの足りない骨に対して、どうしたらより審美的にかつ長持ちさせることができるということを研修してきました。
インプラントは正しい診断と、丁寧な術式で行えば現時点ではとても有効な治療法だと思います。
(もちろんそのためには、歯周病やカリエスの問題をクリアして、プラークコントロールできなければいけませんが・・・)
患者様のQOL向上がわかりやすい治療だと思います。
私達歯科医師は歯を削ったり、抜いたり・・・
そして以前より歯が少なくなったところに、ブリッジや義歯を入れて見掛けの歯の数を元に戻してみても、その分の負担は残った歯や歯周組織にかかります。
つまり絶えず歯の引き算をしているのです。
当初はあまりこんなことは考えませんでしたが、開業して間もなく16年になります。
長いお付き合いの患者様も増えてきました。
頑張ってメンテナンス・プラークコントロールしていても、傾向としてどうしても少しずつ歯は減っていきます・・・
引き算です。
でもインプラントは足し算ができるのです!
例えば20本で咬む力を負担していたのを、インプラントでも力を分担できれば24本分になるかもしれないのです!
当然もともとに自分の歯の20本は楽になります。
そしたら自分の歯が減るリスクを減らせる可能性があるのです。
これは私にとっては画期的なことでした。
だからその可能性を増やせるように・・・
いつまでも美味しくなんでも食べられるように・・・
これからも努力したいと思っています
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