「歯科インプラント トラブル急増の理由」
昨日のNHK総合テレビのクローズアップ現代で、「歯科インプラント トラブル急増の理由」という番組をやっていた。
ブリッジ・義歯とは異なり、噛めるよい治療法のはずが・・・
インプラント治療後に大量出血をしたり、麻痺が残ったり、1例ではあるが出血による死亡事故があったとのこと。
国民生活センターでは5年間で2000件あまりの相談がよせられており、行政・歯科医師会に早急な対策を呼びかけたとのことである。
確かにインプラント治療は、症例を選んで正しく行えば、とても画期的な予後が期待できる素晴らしい治療法である。
しかしトラブルの大半は、術前検査・診断の不足、術者の知識・技量の不足によるものであろうと、番組では解説していました。
くわしくお知りになりたい方はこちらをどうぞ!
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3143&html=2
私もまったく同感です。
当院でもインプラント治療はおこなっていますが、患者さん本人が希望されても、骨の状態や、全身の状態によってはお断りすることもしばしばです。
術前のCT検査はもちろんのこと、番組内でも紹介されていたように歯周病も、全身状態も考慮して相談させていただいています。
一部の事例でせっかくの素晴らしい治療法が、危険なイメージをもたれることがあったりしたら、とても残念です。
なにがその方にとって、必要なのか、よい選択なのか、よく相談して、これからもインプラント治療にあたらせていただきたいと思います。
なにかございましたら、なんなりとスタッフにご相談ください
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