乳歯はどうせ生え変わるし・・・と思っていませんか?
お子さんの乳歯、どうせ生え変わるし・・・と思っていませんか?
確かに通常は前歯や小学生入学前後、奥歯もたいていは小学生のうちに生え変わります。
だからと言って、乳歯のむし歯くらい・・・と油断してはいけません。
むし歯という病気は、細菌感染症であると同時に生活習慣病でもあると私は考えています。
毎日お口を清潔に保つ習慣はもちろんのこと、
起床・食事・間食・睡眠などの基本的な生活習慣を整えてあげることもむし歯予防には必要不可欠なことになります。(その理由はまた後日・・・)
そして大切なことは『歯は生え始めが一番むし歯になりやすい』ということです。
生えたばかりの歯は、実は未完成の状態なのです。まだ歯の根っこを作っている途中の状態で生えてきます。
まだ歯の表面は完全に硬い状態にはなりきっていないのです!
また生えはじめの歯は歯肉(はぐき)に一部おおわれていたり、低い位置にあるのでブラッシングがとてもしにくい状態にあります。
ですので、乳歯のうちにむし歯になってしまうようなお口の中の環境であればそのあとから生えてくる永久歯はかなり高い確率でむし歯になってしまうとお考えください。
乳歯の時期は、大人になるための大切な準備期間なのです。
この時期のうちに永久歯をむし歯から守る準備をきちんとしてあげてください。
お子さんの歯を守る主役はなんといっても保護者です。
保護者の愛情は必ずお子さんのお口に反映されます。
お子さんが将来大人になっても、むし歯で困らないというとても素敵なプレゼントをぜひしてあげてください
最後に最近は大人の歯があらかじめ少なく、いつまで乳歯が生え変わらないというお子さんも増えてきつつあることも一言付け加えておきます
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