歯科医院はなぜ予約制なのか?
歯科での治療は内科などの治療と異なり、ほとんどの場合は処置をします。
例えばう蝕のつめものや歯石除去などです。
ですので使用する器具や器械の準備をして、歯科医師や歯科衛生士を配置してお待ちするのが一般的です。
予約をとる時にはどの歯科医師が○○時~○○時までこの治療、歯科衛生士がこの治療という風に振り分けています。
私たちの歯科関係者の間では『良いアポイントはスタッフの動きがわかるアポイント』とさえ言われているのです。
ですので治療の開始時間が遅れると、その後の治療に影響が出る場合があります。
そこで皆さまに予約をお願いして、時間の5分前にはお越しいただけるようにお願いをすることになります。
例えるなら新幹線の指定席でしょうか?
東京10:00発博多行きの「のぞみ」の指定席であなたが京都まで行くとしましょう。あなたがその時間に乗っていなくてものぞみは出発してしまいます。
その後に新大阪から博多まで同じ席に乗るお客さんの予定があるからです。
それと同じようなものだと思ってくださいませ。
ところで朝や昼の診療開始時には同時に複数の患者さんを治療にご案内させていただきます。
ですので遅れがでやすい時でもありますので、少しでもスムーズに診療を開始するために、当院では9:00と14:30の予約の方でお許しをいただけた方には前日に確認をとらせていただいています。
ご理解のほどをお願いいたします。
また「私は時間どおりに行ったのに、待たされた!」といったご意見をいただく場合もあります。
全くごもっともです。
自分たちが約束を守らないのに、患者さんにだけ約束をお願いするのは筋が通らないと思います。
しかし歯科治療では患者さんに訴えがあり、処置内容が変更するなどしてどうしても予定の時間に治療が終わることができない場合がでてしまいます。
そこで私たちは『お通し率』といって、毎日何%の患者さんを時間どおりに治療してさしあげられたかをチェックしていつも対策を考えています。
できるだけ皆さんの貴重なお時間を無駄にしないように私たちも努力させていただきますので、どうかご理解のうえで皆さまのご協力をお願いいたします
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