口腔機能向上!
昨日は鹿屋保健所さんの主催で開催された「口腔機能向上推進研修会」で講師をつとめてきました。
私に与えられたテーマは「口腔機能向上の効果と実際」というものです。なんだか難しそうですが、要するに介護が必要な方のお口の環境と機能を回復・維持することで身体を健康にしましょうということです。
そのために歯科治療・口腔ケア・機能訓練などが必要になります。また味付けや食事の環境・形態に配慮してあげることも必要かもしれません。
持ち時間は50分でしたが、熱く語りすぎて?少しオーバーしてしまいました。私の後の講師の先生、参加者の皆さんごめんなさい。しかも後半時間なくて余裕ありませんでしたね。。。。
ところで昨夜8時からのNHKの「ためしてガッテン!」ご覧になりましたか?「肺炎」のお話だったのですが、最近高齢化に伴いまた肺炎が問題になりつつあります。抗生物質が効かない菌が増えてきているのです。
実は肺炎は日本人の死因の第4位、高齢者に限るともっと増えます。ご存じでしたか?
口腔機能が低下すると細菌を誤って気管に飲み込んでしまう(誤嚥)してしまうので肺炎になってしまいます。これを誤嚥性肺炎といいます。
そこで肺炎予防の決め手は、「歯+歯ぐきを歯ブラシすること」なのです。歯だけではだめですよ。ここがポイントです!
細菌を除去すると同時に、歯ブラシをすることで脳を活性化させて、飲み込みの機能が向上します。
お口の中の歯、歯ぐき、舌、口蓋などは大脳皮質の広い分野と直接つながっています。リハビリに歯ブラシというのは私たち歯科医師が以前から提唱していることです。
ぜひ皆様も試してみてくださいね!番組の内容についてもう少し詳しく知りたい方は・・・http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2007q1/20070221.html
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