環境が人をつくる・・・?
大河ドラマ「篤姫」を見終わった後、NHKの全国版ニュースで夕張市での成人式の様子を伝えていた。
写真は昨年の成人式であるが、昨年財政破綻した夕張市のために全国から300万円を超える募金が届いたそうである。
当然のことながら市から成人式への出資は一切なく、プールしておいた昨年の募金のうち20万円を記念写真代にあてるなど、手作りの式が今年も行われたそうである。
インタビューの新成人も「式が参加できてうれしい」とか「いずれは夕張市に帰り、ふるさとの役に立ちたい」とかとてもいい顔をして答えていた。
その後地方のニュースとなり鹿児島市の成人式の様子も伝えられたが、随分と立派な式であった。
しかしインタビューで「楽しく遊びたい!」と答える成人の姿や、皆でふざけて写真撮影をしている姿を見ていて、夕張とは少し違うなという感想を持った。
式があることがあたりまえで、参加することのありがたさ・成人式の意義など、新成人の気持ちも異なるのかなという気がした。
ニュースのまとめ方など、マスコミの意向もその辺にあったのかもしれないが・・・
まあそれが当たり前なのかもしれない。
私の大好きな中村文昭さんも講演の中で「恵まれすぎた環境では人は育たない。たとえば家。大家族が小さな家にふすま一枚でしか仕切られていない環境とかで生活していれば、遅くまで起きていてはいけないとか、夜は静かにしないといけないとか人の迷惑を考えるようになる。できるだけ不便なほうがいいんです。」とおっしゃっていた。
なるほど当たり前のことだと思う。
ちなみに今から22年前、自分は地元にいなかったので、成人式にすら出席しなかったのだが、当時たいしたことは考えていなかったと思う・・・
きっと10年後・20年後に夕張市はいい町になっているのではないだろうか・・・
頑張れ!負けるな!鹿児島の新成人!
そして彼らに胸をはれるような人生の先輩に私もなりたいと思う。
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