骨粗鬆症の患者さまに・・・
本日初めて当院にお見えになった患者さまのお話なのですが・・・
残念ながら歯周病が進行して、歯の動揺がかなり強くなってしまい、抜歯が必要となってしまっていました。
患者さまも抜歯で了承されているようなのですが、問診表によると骨粗鬆症で内服をされていらっしゃるようです。
「お薬手帳」はお忘れとのことでしたので、調剤薬局に問い合わせてみたら・・・
やっぱりビスホスホネート(BP)系薬剤を内服しておられました・・・
最近いろいろなメディアで登場していますが、この薬剤を飲んでいらっしゃる方が抜歯などの歯科治療を受けると、顎骨壊死という転機をたどることがありますので十分な注意が必要です
結局主治医の先生と電話で相談して、内服中止のうえ効果が減弱する1週間を待って抜歯することにしました。
また今後はこまめな洗浄・清掃と経過観察、当然歯周病の根本的な治療をお願いして、患者様にご理解いただきました。
しかしまったく「寝耳に水」だったようで、大変ビックリされていらっしゃいました。
最近では、このお薬の投与を始める前に歯科の診断を受けるように注意書きがされているようですが、それ以前から投与をうけていらっしゃる方は仕方ないですよね・・・
骨粗鬆症で治療をうけていらっしゃる方は、どうかご自身の内服をしっかりと確認してください。
そしてもしビスホスホネート(BP)系薬剤を使用されている場合は、是非一度歯科も受診されることをオススメいたします。
皆様の豊かな生活のために・・・
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