障害者施設で健診
昨日は午前の診療終了後、鹿屋市歯科医師会「いきいき歯っぴいメモリアル」の事業のひとつとして、ある障害者施設の歯科健診に出かけてきました。
この施設での歯科健診は歯科医師会・歯科衛生士会の有志によりもう30年ほど続けられています。
私も10年ほど前から可能な限り参加させていただいています。
さすがに長く健診事業を続けていらっしゃるだけあって、この施設の方々の口腔清掃への意識はとても高いと思います。
虫歯に関する問題はほとんどない施設です。
しかし近年入所者の高年齢化に伴い、歯周病の問題がクローズアップされてきました。
やはり歯周病の管理は難しいようです。
健診事業自体はスムースに進みましたが、健診後の施設の職員の方々を交え意見交換会は長時間におよび、その中で歯周病が話題の中心となりました。
残念ながら虫歯は一本もないのに、歯周病が進行してしまっている入所者が複数いらっしゃいます。
またすでに歯を多数失っていらっしゃる方もおられます。
その方の場合、義歯を作製されたらしいのですが、自閉症で物事に関する感覚がとても鋭いうえに執着心が強いので、どうしても義歯が使用できないのだそうです。
また他の方では、義歯の誤飲をおこしたケースもあったそうです。
障害を持っていらっしゃる方の、摂食・咀嚼、口腔ケアは今後の課題となりそうです・・・
またおおきな宿題をいただいてきました・・・
でも私は今後もできるだけこの事業に協力したいと思っています。
がんばりますよ・・・
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