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2016年4月 5日 (火)

笑気でアレルギーはありますか?

昨日、当院で治療をされたお子さんの保護者の方からお電話で質問をいただいました。

「前回と今回、笑気吸入鎮静法化下に麻酔をして治療を受けたがのどに湿疹のようなものが出来た。笑気のアレルギーではないか?」との内容でした。

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当院では2台の笑気吸入器を使用しています。

笑気とは「亜酸化窒素(N20)」の別名です。

以前は全身麻酔にも使用されていましたが、完全な鎮痛効果は無いことなどから現在はあまり使用されていないと思います。

当院でもそうですが、歯科で用いる場合は30%程度の低濃度笑気と、70%程度の高濃度酸素と混ぜて、リラックスしていただくために鎮静法として使用します。

笑気を使用すると「ぼーっとする」「手足がポカポカする」「音が遠くに聞こえる」「ほろ酔い気分」などの変化があります。

鎮静法の濃度であれば基本的に意識もなくなりませんし、記憶もあります。

主にお子さんや恐怖心の強い方、嘔吐の強い方、高齢者や高血圧や心疾患などのリスクのある方に使用します。

その効き方は体調や個人差がありますので、その都度調整を行います。

また笑気には毒性がないために、副作用の心配はほぼありません。

さらに血中からの排出も早いので、3~5分で回復されます。

中枢神経にも影響をあたえませんので、呼吸や血液循環、反射機能が落ちる心配もありません。

安全性の高いものですので、安心してご使用いただきたいと思います。

ですので、先述の質問にたいしての回答としては「まず考えられない」といったところです。

 

ついでに「うちの子は笑気なしでも治療できる」といったお考えもあると思いますが、当院では、治療ができるとかできないとかの問題ではなく、可能なかぎり(特にお子さんには)歯科治療でのストレスを軽減したいのでおススメしています。

スタッフより説明がありましたら、前向きにご検討くださいませ happy01

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