鹿児島県鹿屋市、安心・安全・快適な歯科医療空間づくりを目指す安楽歯科院長ブログ「夢があるから・・・ v(^0^)v」へようこそ!
集団指導や歯科医師会、セミナーなど毎日出歩いていましたので随分とブログをお休みしてしまいました。
ごめんなさい
土曜日は午後から鹿児島市で開催された「第5回鹿児島摂食嚥下リハビリテーション研究会」に衛生士K・M・Yさんと4名で出席してきました。
今回はPEG研究会と合同開催とのことで、会場も変わりいつもよりたくさんの方が出席されていました。
会場風景、熱気でカメラが曇ってる?!
オープニングレクチャー・PEGセッション・リハビリセッション・歯科セッション・クロージングレクチャーがありました。
この会はもともと歯科医師はとても少数派でして、医師・看護士・療法士さんなどが多い会で、いつも聞けないようなお話が聞けるので楽しみにしているのですが、今回はPEGの話題もたくさんあり、さらに新鮮でした。
歯科セッションでは鹿児島大学の歯学部の先生方が2題参加していらっしゃいました。
1題は「嚥下と呼吸パターン」に関する発表で、通常は「呼息-嚥下-呼息」のパターンが多く、誤嚥は発生しにくいのですが無歯顎の方は少しパターンが異なり、一番危険とされる「吸息-嚥下-吸息」も出現するとのこと。
これは無歯顎になると嚥下に時間を要するようになることから嚥下パターンが乱れると推測されるそうです。
ですので、誤嚥を防ぐためには義歯を用いて嚥下を助けることは有意義ではないかとの発表でした。
行きのフェリー上で、とても綺麗だったので桜島を一枚!
もう1題は「自立とみなされている方の嚥下」に対する調査報告でしたが、このグループの中にも2割弱の方に誤嚥や窒息の危険性が潜んでいるという報告がありました。
また対象者の4割は「義歯に何らかの不都合」を抱えていることも報告されていました。
ということは・・・
誤嚥を防ぐためには、さらに義歯使用者を増やさなければいけないが、義歯を作製したらさらに義歯に不都合を感じる方が増えるということですね・・・
私達歯科医師の踏ん張りどころですね
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