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2014年1月30日 (木)

『歯の健康』の優先順位は?

あなたの中で『歯の健康』の優先順位は何番目でしょうか?

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診療を行っていて残念に思うのは、初診の方が一番最初に

「○○までしか治療に来れないから、それまでに終わらせてほしい」

「子供は部活があるから、そんなに治療にはこれない」

とかいう注文を受けること・・・。

通常私たちはどうしたらその方のお口を健康にできるか?

そしていかにその方に豊かな生活を送っていただくか?という視点でまず治療を考えます。

そうするとおのずから治療の手順というのは決まってきます。

歯の根っこが化膿しているのに、いきなり歯をかぶせることはできないし

歯石だらけなのに詰め物をしたりするのはできればしたくありません(原則としてしませんが)。

元来、細菌感染症であるむし歯や歯周病の治療を、細菌がたくさん住む口腔内でおこなう歯科の治療はデリケートなものです。

歯の根っこの治療をすれば、リアクションを経過観察する期間は必要ですし

歯石をとったら、その後のブラッシングで歯周組織が正常に回復するまで待つ期間も必要です。

ただ回数と治療をこなせばいいというものではないと考えています。

本来1口腔単位のお口の治療はそういったものであろうと思います。

できれば最初はじっくりと時間をかけてお口を健康な状態にしていただきたいと思います。

そしてお口の健康を達成できたならばそれをできるだけ長期間維持していただくこと!

そうしたらその後は歯科医院に費やす時間・期間は最小で済むものと考えます。

皆様がお仕事や様々な理由があり、通院を最小に抑えたいと考えるお気持ちは私たちも理解しているつもりです。

できるだけご希望に添えるように努力はいたします。

ただ、当院のように予防管理型の歯科医院の場合には前述のような考えのもとにお話させていただきますので、できれば『歯の健康』の優先順位を上げてお考えいただいてお聞きいただければと考えます。

そして『お口の健康』を長期間維持していただくためには、年に数回のメンテナンスを受けてください。

多分通常は、皆さんは美容院や床屋に行くよりは少ない回数で済むはずですので・・・ happy01

私たちは、皆様に健康なお口で豊かな生活をすごしていただきたいと常に願っています。

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2014年1月27日 (月)

治療だけで大丈夫でしょうか?

『原因療法』と『対症療法』という言葉

お聞きになったことがありますか? 

 

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病気の治療には『原因療法』と『対症療法』の2種類があります。 

今起こっているいる症状に対処するのが対処療法。 

でその症状の原因を治療するのが原因療法です。 

たとえば頭ががんがん痛かったとします。 

それに対して、頭痛薬などを使用して痛みを止めるのは対処療法で、 

仮にその頭痛の原因が高血圧にあるとしたら、血圧を下げる治療や指導をするのが原因療法です。

頭痛薬を飲み続けるだけで良いのでしょうか? 

では歯科の場合を考えてみましょう。 

歯科の2大疾患は「むし歯(う蝕)」と「歯周病(歯槽膿漏)」です。 

この2つの病気の主たる病因は細菌感染症です。 

ですので、例えばむし歯で歯が痛い場合に詰め物をしたり、歯の根っこにある神経の治療をしたりして痛みを止めることは対処療法になります。 

詰め物をしたり、銀歯をかぶせてもそれは機能回復をしたことにしかならないのです。 

この場合は、むし歯の原因である細菌をコントロールをすることが原因療法となります。  

そして細菌コントロールには、毎日自分でする「歯磨き」(セルフケア)と、それだけでは十分に細菌のかたまりであるプラークを落とすことは不可能なので、定期的に専門家がきれいにお掃除する「歯のクリーニング・メンテナンス」(プロフェッショナルケア)があります。また食事は通常一日3度以上しますので、そのつど栄養を得た細菌は活発に活動します。 

ですのでむし歯や歯周病に対する原因療法の「歯のクリーニング・メンテナンス」はずっと定期的に習慣として続けていただくことが大切です。

 

Yjimage3zh1nvfw 私たちは皆様の歯の治療だけでなく、歯の治療や予防管理を通じて、美味しい食事ができて、皆様に健康で豊かな生活を送っていただきたいと考えています。

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2014年1月25日 (土)

妊娠中の歯科治療について

今朝1番に妊娠中の患者さまが急患でお見えになりました。

昨夜、歯の痛みが強くおやすみになれなかったようでした。

なんとか対応できて、最後には笑顔でお帰りいただきましたがまだ予断はゆるさない状況です。

通常であれば、抗生物質と鎮痛剤を投与して急性期の症状を緩和するところですがやはり赤ちゃんのことを考えるとリスクがありますので第1選択とはできませんでした。

妊娠中も4~8か月の安定期であれば、たいていの歯科治療はできます。ただし前述の薬剤使用やレントゲン検査にはやはり注意が必要です。

また妊娠の初期と後期は治療ができない場合もありますのでさらにご注意ください。

母子手帳に歯科検診欄があるのは皆さん、ご存じでしょうか?

妊娠期特有の歯科症状、歯肉炎やむし歯でもないのに歯の痛みがある場合もあります。

また基礎体温の上昇に伴う細菌活動の活発化や、つわりにより歯磨きがうまくいかないことによる口腔内環境の変化もあります。

妊娠がわかったら、早めの歯科受診をぜひおすすめいたします。

さらに理想を言えば、常日ごろからお口の環境を整えて、それをキープされるのが一番です。

そして不測の事態はできるだけないようにしましょう。

お母さんのストレスは同時に、新しい小さな命にもストレスとなってしまうのです!

もはやお母様ひとりの健康ではないのですから・・・ happy01

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2014年1月20日 (月)

第6回 九州・山口 口腔ケアシンポジウム!

昨日の日曜日、鹿児島県市町村自治会館にて『第6回 九州・山口 口腔ケアシンポジウム』が開催されました。

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県内はもとより、九州各地から400名弱が集まり大盛況でした!

午前中は「口腔ケア座談会:未来の扉に手をかけ 熱き思いで明日の歯科界・多職種連携を語る」

長崎の角町正勝先生をコーディネーターとして、小玉剛先生・花形哲夫先生・佐々木勝忠先生・細野純先生・大石善也先生・平野浩彦先生・米山武義先生など、口腔ケアを勉強したことのある人であればだれでも知っている著名な先生方が登場されました。

こんな夢のような組み合わせはなかなかありません。

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そしてこの8人の先生方による「鹿児島宣言」も発表されました。

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お昼は古川由美子先生による「ランチョンセミナー:医科歯科連携によるチーム医療とオーラルマネージメント」

吉野賢一先生の「基調講演:脳からみた口腔ケアの可能性」のあと

「シンポジウム:多職種と連携する口腔ケアをめざして」

開業歯科医の安部善郎先生・病院歯科で中村康典先生・衛生士の川床裕子先生・看護師の福田ゆかり先生・言語聴覚士の黒木康先生・栄養士の鈴木聖子先生が参加されました。

とにかく9時の開会から、16:30の閉会まで、どこをきっても具だくさんの金太郎飴のようなシンポジウム!!

私はスタッフの一人として参加させていただきましたが、この場にいれたことが幸せな一日でした。

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この感激を胸に、また今日から診療に従事させていただきます。

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2014年1月 8日 (水)

高校の同窓会

お正月の話になりますが、3日に鹿屋高校の昭和59年卒同窓会が開催されました。

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一応代表幹事させていただいております coldsweats01

次の日からお仕事という方もあり、何人集まってくれるかな?と心配していましたが、恩師3名を含めて51名が集ってくれました。

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感激ですsign01

私たちの学年は今年ちょうど卒業して30年になります。

あの卒業式の日から、大学・職場へと全国に散らばり、いろいろな時間を過ごし、職場で家庭で頑張っていられること思いますが、今年また鹿屋に各地から集まっていただきました。

遠い方は宮城県から参加していただきました。

ただ30年という月日はそれなりに長く、残念ながらすでに他界された恩師や同級生も少なからず・・・

だからこそこうやって集まれた時間はとても輝いたものでしたsign03

いくつになっても、久しぶりでも、ちょっと話せばすぐあの当時に帰れます。

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同級生って本当にいいですね。

皆さんからたくさんの笑顔とパワーをいただくことができました。

ありがとうございます。

感謝です happy01

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2014年1月 3日 (金)

あけましておめでとうございます

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おかげさまで2013年はたくさんの方にお越しいただき、

またたくさんの方のお世話になりました。

2014年もまだまだ至らないところばかりの私たちですが、

スタッフ一同、少しでも皆様のお役に立てる歯科診療所を目指して努力する所存でございます。

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どうかよろしくお願いいたします。

なお診療は1/4(土)よりとさせていただきます。

 

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