私は土曜日は主に訪問歯科診療をおこなっています。
今日も出かけてきましたが、そのうちのお一人で居宅で寝たきりの高齢の方のお話です。
ケアマネさんから依頼をうけて今日が4回目の訪問でした。
寝たきりで認知症も少しあります。
入れ歯があわず、食事がよくとれないので、
現在は新しい入れ歯の作成中です。
当初よりコミュニケーションがうまくとれず、
発する言葉は「あー」とか「うー」とか、拒否がほとんどでした。
ところが今日作成中の入れ歯を試適したときのこと・・・
今の入れ歯より、安定しているのでしゃべりやすくなったのでしょう。
とっさに、はっきりと
「ありがとう」
というお言葉をいただきました。
本当にうれしかったです
次回は本当に新しい入れ歯が入る予定です。
心をこめて作りますから、もう少し待っててくださいね
本日患者さまに質問をいただきましたので、ついでにブログに書いちゃいます。
レジン充填というのは、保険診療でも受けられる歯に白いプラスチックのような材料を詰めるのですが、
当院では他の一般的な歯医者さんと少し違う点が2つあります。
ひとつは詰め物をした後、もう一度研磨にきていただくこと。
詳しい説明は省略しますが、後日完全に固まった後でもう一度研磨することで、長持ちしやすくなります。
もうひとつは、必ず2種類以上の性状の異なるレジンを組み合わせて詰めています。
こうすることで、緊密に充填をすることができます。
前の歯医者さんとは、ちょっと違うかもしれませんが、
私たちはいつもこのようにしています
九州デンタルショーで購入した2つめの器具が今日納品されました。
双眼ルーペです。
実は8年前に最初購入したのですが、
当時は照明がLEDではなくハロゲンだったため、
かなり大掛かりで重く、また倍率もいきなり3倍を購入してしまったためうまく使いこなせませんでした。
その後は、おもちゃのようなディオプシーレンズの2倍をずっと使用していたのですが、今回3度目の選択をしました。
いろいろなメーカーから発売されており、
それぞれに特色があったのですが・・・
悩みに悩んでセキムラの「オプリス」にしました。
今回の倍率は2.5倍
まだちょっと慣れませんが、しっかりと使いこなしてみたいと思います。
使用してみての感想はまた後日報告しますね
小さなお子さんは治療中、お口をず~と開けておくのはなかなか大変です。
そこで私たちがよくやっているのは「3つ数える間、開けておこう!」というもの。
でもこれが・・・
私がゆっくり「い~ち」と言うと、スタッフが「い~ち」
私がまた「に~い」と言うと、スタッフが「に~い」
そして「さ~ん」、「さ~ん」
つまり3つとか言っといて、実際には6つお口を開けておくことになるのです
またたまには、「に~い」と「さ~ん」の間で
「○○ちゃん、すごい上手だね!」とかはさんだりするので、その場合は8つとか9つ開けておくことに・・・
大人ってずるいですね。
しかしこれは案外うまくいくので、
お子さんの治療がこれでうまくいけば、大満足・・・
やっぱ、大人ってずるいかな・・・
Bさんは本日残念ながら、左下の奥歯が抜歯となってしまいました。
原因は「歯根破切」
コアという差し歯の土台の部分の歯が割れてしまったのです。
実は虫歯の治療をうけた歯の最終的な転帰としてはままあるケースです。
あるデータによると、初めて歯を削った日から平均40年で歯が割れて抜歯になると言われているくらいです。
だから私たちはこの40年を50年、できれば60年にしようと頑張っているのです。
Bさんとは15年来のお付き合いですが、メンテナンスにもほぼお越しいただいていました。
15年経過しましたので、仕方のないことと頭ではわかっていても、やはり残念でした。
義歯かインプラントの適応症となってしまいます。
残念・・・
治療の精度を高めたり、メンテナンスシステムを見直したりといろいろ私たちは今後も努力するつもりですが、
やはり大切なのは最初の虫歯をつくらないこと!!
何かあってから歯科医院に行くのは遅いのです。
定期的に歯科医院を受診して、上手に皆さん活用してください
本日4月1日より、安楽歯科では医療の透明化や患者さまへの情報提供を積極的に推進していく観点から、領収書発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行することと致しました。
これは「明細書発行体制等加算」という施設基準が受理されたことを受けて開始するものです。
ただし現在でも、領収書を玄関のゴミ箱に捨てて帰られる方もいらっしゃいますが、明細書の発行を希望されない場合は、その旨を窓口にてお申し出ください。
紙だって資源ですものね
あっ、エイプリルフールじゃありませんよ
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