2016年4月 9日 (土)

「歯の根っこの治療」は時間がかかる・・・?!

「歯の根っこの治療」というのは、専門的には『根管治療』といいます。

根管とは歯の根っこなかにある神経や血管が通っている空洞のことです。

『根管治療』は大きく分けて、神経が生きている状態から始めた『抜ズイ』と言われる治療と、神経が死んでしまっているところから始まる『感染根管治療』の2つにがあります。

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この2つはやっている治療内容はとても良く似ていますが、治療期間は大きく異なる場合が多いです。

『抜ズイ』は1回~3回の数回で終わるケースがほとんどですが、『感染根管治療』は数カ月を要する場合もあります。

これは感染している場所の違いによるもので、『抜ズイ』は原則として歯の中だけに感染が起きているので、直接感染しているところを排除できることが多いです。

一方『感染根管治療』は歯の根っこの周りの歯根膜や顎骨といった組織に感染が及んでいて、その部分は直接触ることが出来ないために、大元の感染源(大抵の場合は歯の中)を排除して、組織の再生を待つことになります。

ですので治療期間に大きな差がでることになります。

しかし見ている限りではその差がわかりにくい治療だと思います coldsweats01

私たちはレントゲンや画像を用いて、その状態をくわしく説明をさしあげるように心がけていますが、おわかりになりにくい場合や、気になることがある場合には、なんなりとご質問くださいませ happy01

2016年4月 7日 (木)

新しいメンバーです! よろしくお願いいたします (^^)/

毎週木曜日に新たなメンバーが加わりました!

この春から鹿児島大学の歯周病教室に籍を置かれている清水先生です。

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今週から週に1日、当院の診療を手伝っていただく事になりました shine

とっても熱心な先生です。

皆さまよろしくお願いいたします happy01

2016年4月 5日 (火)

笑気でアレルギーはありますか?

昨日、当院で治療をされたお子さんの保護者の方からお電話で質問をいただいました。

「前回と今回、笑気吸入鎮静法化下に麻酔をして治療を受けたがのどに湿疹のようなものが出来た。笑気のアレルギーではないか?」との内容でした。

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当院では2台の笑気吸入器を使用しています。

笑気とは「亜酸化窒素(N20)」の別名です。

以前は全身麻酔にも使用されていましたが、完全な鎮痛効果は無いことなどから現在はあまり使用されていないと思います。

当院でもそうですが、歯科で用いる場合は30%程度の低濃度笑気と、70%程度の高濃度酸素と混ぜて、リラックスしていただくために鎮静法として使用します。

笑気を使用すると「ぼーっとする」「手足がポカポカする」「音が遠くに聞こえる」「ほろ酔い気分」などの変化があります。

鎮静法の濃度であれば基本的に意識もなくなりませんし、記憶もあります。

主にお子さんや恐怖心の強い方、嘔吐の強い方、高齢者や高血圧や心疾患などのリスクのある方に使用します。

その効き方は体調や個人差がありますので、その都度調整を行います。

また笑気には毒性がないために、副作用の心配はほぼありません。

さらに血中からの排出も早いので、3~5分で回復されます。

中枢神経にも影響をあたえませんので、呼吸や血液循環、反射機能が落ちる心配もありません。

安全性の高いものですので、安心してご使用いただきたいと思います。

ですので、先述の質問にたいしての回答としては「まず考えられない」といったところです。

 

ついでに「うちの子は笑気なしでも治療できる」といったお考えもあると思いますが、当院では、治療ができるとかできないとかの問題ではなく、可能なかぎり(特にお子さんには)歯科治療でのストレスを軽減したいのでおススメしています。

スタッフより説明がありましたら、前向きにご検討くださいませ happy01

2016年4月 2日 (土)

新しい仲間が増えました (^^)b

昨日に引き続き嬉しいお話!

昨日から1次面接後に体験入社されていた方が、本日の2次面接を経て

正式に来週より新人研修に入ることになりました。

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とっても素直でキラキラした新人さんです。

歯科助手の資格をすでにお持ちでサポートスタッフ候補として研修をうけていただきます。

お迎えする私たちも超ハッピー!!

また月曜日から楽しく仕事できそうです。

感謝 (^^)b

2016年4月 1日 (金)

4月から歯科医師のラインナップが変わります (^^)

本日より新年度!

安楽歯科では歯科医師のラインナップが変わりました。

3月までは常勤の歯科医師は院長一人でしたが、

4月からはこれまで金曜日午後と土曜日のみの非常勤であった迫口先生が、常勤となりました。

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迫口先生はもう10年近く、鹿児島大学に籍を置きながら診療をお手伝いいただきましたが、このたび大学を退職されて安楽歯科に常勤として勤務していただくことになりました。

また火曜日午後はこれまでと同じく、非常勤の村原先生。

新たに木曜日に非常勤の清水先生にお手伝いいただくことになりました。

というわけで4月からは常勤歯科医師2名、非常勤歯科医師2名と、原則として常時2名以上の歯科医師の体制で診療に当たらせていただきます。

これまでよりも、さらに密度の濃い診療をご提供できると思いますのでどうか皆さまよろしくお願いいたします happy01

2016年3月31日 (木)

見晴らしが良くなりました!

最近診療室に来られた方は気がつかれた方もいらっしゃるかと思いますが・・・

安楽歯科では診療所内4か所にカメラを設置しました。

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当診療所は毎日約60名の患者さまを拝見させていただいていますが、

できるだけ皆さまをお待たせしないためには、全体の流れを把握してスタッフが行動する必要があります。

ですがどうしても見渡せないスペースが存在していました。

そこで先月から院内にカメラを設置して、院内の状況が把握しやすいようにしました。

カウンセリングスペースの様子、キッズスペースの様子、待合室の状況など一目でわかるようになり、次はどこへ行けばいいのかスタッフがわかりやすくなりました。

カメラはすべて患者さまの後方から撮影するアングルに設置して、皆さまのプライバシーには配慮させていただいています。

決していわゆる防犯カメラではありませんのでご理解をお願いいたします confident

これからも皆さまができるだけ安心・安全・快適に歯科診療を受けていただけますようにスタッフ一同心がけさせていただきます happy01

2016年3月30日 (水)

上之段先生ありがとうございました (^^)v

毎週水曜日に非常勤で勤務していただいていた上之段先生ですが

今回勤務されている鹿児島大学の医局の事情で3月いっぱいで安楽歯科を卒業されることになってしまいました weep

ということで本日が最終日。

勤務終了後にお祝いをさせていただきました。

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1年間という限られた期間でしたが、献身的に働いていただきました。

先生、本当にありがとうございました。

4月からはまた別の歯科医院で勤務されるとのこと・・・

大学での勤務とあわせてさらなるご活躍をお祈りしています happy01

 

安楽歯科は4月からまた新しい非常勤の先生をお迎えします。

前任同者同様、またよろしくお願いいたします。

2016年3月29日 (火)

施設の新人研修でお話させていただきました(^^)

先日当院が口腔ケアサービスを提供させていただいている施設さんの新人研修でお話をさせていただきました。

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これは毎年させていただいています。

あるアンケートによると、施設入所者の皆さんの最大の楽しみは「食事」だそうです。

私たち歯科は、その入所者の皆さんの楽しみを支える大切な役割を担っています。

今回は嚥下のしくみ、誤嚥性肺炎、口腔ケアの実際について私とチーフでお話をさせていただきました。

少しでもお役に立てたら嬉しいです happy01

2015年8月27日 (木)

親知らずって抜いほうがいいですか?

患者さんによく質問されることの一つに「親知らずって抜いたほうがいいですか?」というのがあります。

そもそも親知らずとは第3大臼歯、前から8番目の歯を指します。

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きれいに生えそろっている方は最近では本当にまれで、だいたいの方が歯ぐきに埋もれているか、横倒しになった状態になっています。

ですのでセルフケアなどの管理が本当に難しいです。

そこでトラブルとして多いのが、

①親知らず自体、もしくはその前の歯がむし歯になる。

②親知らず周囲が腫れていたくなる。

③歯並びに悪い影響を及ぼすことがある。

でしょう。

基本的には、管理さえできれば抜歯はしなくても大丈夫かと思います。ただし上記の③のケースもあるので気になったら歯科医院で相談してみてください。

またこれから妊娠を考えている女性の方の場合は、妊娠中女性ホルモンの関係で腫れやすくなることもありますので注意が必要です。

もし抜歯をする場合はレントゲン撮影は必須ですが、親知らずのすぐそばを血管や神経が走っている場合もありますのでCT撮影が必要なケースもあります。

いずれにせよ、親知らずの状態も経年的に変化しますので、かかりつけの歯医者さんでしっかりと定期健診・メンテナンスで判断、管理してもらうのが安全かと思います happy01

2015年3月11日 (水)

CTを導入しました!

当院でもこのたび歯科用CTを導入いたしました。

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歯科では歯の中や骨の中は直接見ることはできませんので、エックス線による診断が必須になります。

従来のレントゲンは、2次元情報ですのでいろいろなものが重なって写ってしまい、診断が難しい場合もありましたが、CTは3次元情報ですので好きなところでスライスして見ることができます。

そのため従来では難しかった診断も可能です。

これまで当院では近所の医療機関と契約して撮影を依頼していましたが、これからは院内で撮影できます。

また今回CTはドイツの老舗メーカー「KAVO」社のものを選択しました。

このKAVO社は世界中の歯科で長く高い評価をうけている会社です。

すでに1928年には感染予防のためにハンドピースの滅菌システムを開発するなど、安全を重視した製品開発を行っています。

数ある歯科CT撮影装置の中から今回この機種に決めたのは画像情報の正確さはもちろんですが、なんといっても被爆線量の少なさ!

歯科のCTを1枚撮影しても、約0.039~0.074mSv(ミリシーベルト)。

この数値は医科の胸部CTの約1/100、胃のエックス線撮影の1/10という低線量です。

ちなみに東京~ニューヨークを1往復すると浴びる宇宙放射線量は0.19mSvといわれていますので、その少なさがわかります。

ちなみにこの機械で今までと同じ歯科のパノラマ断層撮影も0.015mSvと、当院で今まで使用していた機種より少なくなりました。

撮影の際にはよくご説明いたしますので、安心して検査をお受けくださいませ happy01

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