2016年4月14日 (木)

銀歯は世界中で日本だけ・・・!?

う蝕(むし歯)の治療でつめたりかぶせたりする銀歯

実は世界中で日本だけってご存知でしたか?

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日本の健康保険治療で使用されている金属は正式には「12%金銀パラジウム合金」と言います。

これは金12%・銀50%・パラジウム20%・銅16%その他錫・亜鉛などを混ぜた合金です。

12%金合金というと聞こえがいいですが、その内容を考えると「50%銀パラジウム銅合金」といったほうが正しいでしょう。

この合金は1960年代の高度成長時代、つまり今から50年ほど前に歯科の治療に貴金属の導入を目指しましたが、高価なために安価にするために導入された金属です。

日本の健康保険のための金属ですから、当然日本以外では使用されていません。

この合金を使用する最大のメリットは何と言っても安いこと!

(しかし現在は金属料の高騰で導入当時ほど安くありませんが・・・)

後は金属であるので強度がある点だと思います。

一方デメリットは多種類の金属を含むためにアレルギーの問題。先日も、1年以上口内炎と唇のただれや全身の湿疹が治らず小児科でもあらゆる検査をしても分からなかったお子さんの銀歯をすべて除去したらきれいに治りました。

粘膜や皮膚のただれに限らずアレルギーを起こしていらっしゃる方は最近増えてきたというのが、診療をしていての実感です。

また辺縁の適合性はその他の純粋な金属や材料で治療する場合よりも劣ってしまいますので、次のう蝕や歯周病などの原因になってしまうことがあるようです。

治療方法を選択する際に安いというのはひとつの選択基準ですが、

安い以外の基準をお考えの場合には、よく判断されてみてください。

保険診療は悪いことはないです。

でもそれは最高のものではなく、あくまでも日本の中でのひとつの基準であることをご了承ください。

当院では治療の際に必ず、材料の選択肢についてご説明さしあげていますのでお考えになって選択されることをおススメいたします happy01

安楽歯科HP http://www5.synapse.ne.jp/anrakudc/

2016年4月13日 (水)

歯石はどれくらいおきにとるのがいいのでしょうか?

「歯石はどれくらいおきにとったらいいですか?」と質問をいただくことがあります。

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まず歯石はわかりやすく言うと、細菌などの微生物とその餌となるたんぱく質などの集合体であるプラーク(歯垢)が石灰化して硬くなり歯などに付着したものです。

歯石になってしまうと、もはやブラッシングでは除去することはできませんので、歯科医院で歯石除去をする必要があります。

また歯石を長期間放置しておくことで怖いのは歯周病です。

周病の原因菌は嫌気性細菌といって、空気のないところを好みますので、歯肉溝あるいは歯周ポケットといった歯ぐきのなかで活動・繁殖をしていきます。

この歯周病の原因菌をコントロールしようとしても歯石が覆いかぶさってガードしてしまっているのでやっかいなのです。

ですので歯石は定期的にとっておく必要があります。

でこの除去の間隔ですが、これは様々です。

その方の生活習慣、もともとのお持ちの細菌の種類と数、ご自身でのセルフケア(ブラッシング)の能力、かみ合わせの関係など様々な要素によって異なります。

当院では治療計画に基づいてお口の中の治療を終了された方に定期的にメンテナンスに来院いただくことをご提案して、その中である場合には歯石除去をおこないますが、その歯周病の有無や上記の条件を勘案してその間隔は1~6か月程度とそれぞれおススメする間隔は違います。

ですが一般的には、4カ月程度と考えていただいて構わないと思います。

えっ、そんなに!?

とひょっとしたら思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、髪の毛だって頻繁にカットしますよね!

そんな感じで考えてください。

ちなみに歯石は長期間経過すると硬くなり、量も増えるので除去が大変になることも知っておいてくださいませ。

歯周病は多くの方がお持ちの病気です。

当院はメンテナンスを通じて皆さまが快適に生活していただくことを大切に考えています happy01

安楽歯科HP http://www5.synapse.ne.jp/anrakudc/

2016年4月12日 (火)

生えてすぐの歯はむし歯になりやすい!

生えたばかりの歯はむし歯になりやすい!ってご存知ですか?

生えたての歯は実はまだ未完成なのです。

頭はだしても根っこはまだ作っている最中なのです。

表面のエナメル質もまだ完成しておらず、やわらかい状態です。

だいたい生えてから2~3年で歯の表面は硬くなるといわれています。

またできたばかりの歯は複雑な形態をしていて溝の部分にプラークがたまりやすいです。

こういった場合はシーラントで溝を埋めて保護する処置が有効です。

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また最初に歯は低い位置にありますので、歯ブラシも届きにくい場合もあるかもしれません。

その時期に応じたセルフケアがありますので、ケアの方法は歯科医院でアドバイスをうけるようにしてください。

当院でも積極的にアドバイスをさせていただいています。

むし歯は無いから大丈夫ではなく、常日頃から定期的に歯科医院に通う習慣が大切だと私は思います happy01

2016年4月10日 (日)

「地域の障碍者歯科医療等充実事業研修会」

昨日、鹿児島県歯科医師会より昨年の9月~今年の3月まで受講した「地域の障碍者歯科医療等充実事業研修会」の修了書が届きました。

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この研修会は都合3日合計8コマの研修があり、単発の受講も可能で、当院からも私を含めて合計6名が参加しました。

中でもすべての研修を受講したチーフの吉元と私は修了書をいただけました。

私は過去に専門的に小児歯科や障碍者治療を学んだわけではありません。

歯科医師になってすぐに3年間研修医として学ばせていただいた医療機関の上司のおひとりがこの分野のエキスパートでして、そのもとで「ノーマライゼーション」という概念を教えていただいたので、地元鹿屋に帰ってきてからも自分にできることをやってきただけです。

当院のコンセプトは『幼児からご高齢な方まで、地域に密着したみなさまのかかりつけ歯科』です。

これからも特別に高度なことはできませんが、私たちにできることを少しずつ増やしながらやっていきます。

自分たちに難しいことは、高次医療機関と連携してフォローさせていただきます。

「皆さまの生活を豊かにするサポートをする!」

それが私たちのミッションです。

これからもよろしくお願いいたします happy01

2016年4月 9日 (土)

「歯の根っこの治療」は時間がかかる・・・?!

「歯の根っこの治療」というのは、専門的には『根管治療』といいます。

根管とは歯の根っこなかにある神経や血管が通っている空洞のことです。

『根管治療』は大きく分けて、神経が生きている状態から始めた『抜ズイ』と言われる治療と、神経が死んでしまっているところから始まる『感染根管治療』の2つにがあります。

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この2つはやっている治療内容はとても良く似ていますが、治療期間は大きく異なる場合が多いです。

『抜ズイ』は1回~3回の数回で終わるケースがほとんどですが、『感染根管治療』は数カ月を要する場合もあります。

これは感染している場所の違いによるもので、『抜ズイ』は原則として歯の中だけに感染が起きているので、直接感染しているところを排除できることが多いです。

一方『感染根管治療』は歯の根っこの周りの歯根膜や顎骨といった組織に感染が及んでいて、その部分は直接触ることが出来ないために、大元の感染源(大抵の場合は歯の中)を排除して、組織の再生を待つことになります。

ですので治療期間に大きな差がでることになります。

しかし見ている限りではその差がわかりにくい治療だと思います coldsweats01

私たちはレントゲンや画像を用いて、その状態をくわしく説明をさしあげるように心がけていますが、おわかりになりにくい場合や、気になることがある場合には、なんなりとご質問くださいませ happy01

2016年4月 7日 (木)

新しいメンバーです! よろしくお願いいたします (^^)/

毎週木曜日に新たなメンバーが加わりました!

この春から鹿児島大学の歯周病教室に籍を置かれている清水先生です。

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今週から週に1日、当院の診療を手伝っていただく事になりました shine

とっても熱心な先生です。

皆さまよろしくお願いいたします happy01

2016年4月 6日 (水)

「リタイア前にやるべきだった・・・」と後悔しないためには(^^)b

3年ほど前、雑誌プレジデントが55~74歳の男女1000人に行ったアンケートに

「今後悔していることは?」というものがありました。

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その結果、1位は『歯の定期検診を受ければよかった』でした weep

むし歯や歯周病は再発しやすい病気、

どちらの病気もその本体は細菌感染症ですが、お口の中は細菌などの微生物がたくさん生息している環境ですので、そのケアは難しくもあり、生活習慣病という1面も併せ持っているからです。

また年齢が上がるほどそのリスクも高まる傾向にもあります。

最近は糖尿病や循環器疾患と、むし歯や歯周病との関連性も明らかになりつつあり、まさにお口は健康の基本とも言えると思います。

また何でも自分の歯で美味しく食べる喜びは、失ってから気づかれる方も多いのが残念ながら現状のようです。

 

皆さんも将来後悔しないために・・・

歯の定期検診と専門的クリーニングを受けることを習慣にしてみてはいかがですか?

当院では、治療計画に基づき治療を終了された方に積極的にメンテナンスをおススメしています!

詳しくはスタッフにお尋ねくださいませ happy01 

2016年4月 5日 (火)

笑気でアレルギーはありますか?

昨日、当院で治療をされたお子さんの保護者の方からお電話で質問をいただいました。

「前回と今回、笑気吸入鎮静法化下に麻酔をして治療を受けたがのどに湿疹のようなものが出来た。笑気のアレルギーではないか?」との内容でした。

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当院では2台の笑気吸入器を使用しています。

笑気とは「亜酸化窒素(N20)」の別名です。

以前は全身麻酔にも使用されていましたが、完全な鎮痛効果は無いことなどから現在はあまり使用されていないと思います。

当院でもそうですが、歯科で用いる場合は30%程度の低濃度笑気と、70%程度の高濃度酸素と混ぜて、リラックスしていただくために鎮静法として使用します。

笑気を使用すると「ぼーっとする」「手足がポカポカする」「音が遠くに聞こえる」「ほろ酔い気分」などの変化があります。

鎮静法の濃度であれば基本的に意識もなくなりませんし、記憶もあります。

主にお子さんや恐怖心の強い方、嘔吐の強い方、高齢者や高血圧や心疾患などのリスクのある方に使用します。

その効き方は体調や個人差がありますので、その都度調整を行います。

また笑気には毒性がないために、副作用の心配はほぼありません。

さらに血中からの排出も早いので、3~5分で回復されます。

中枢神経にも影響をあたえませんので、呼吸や血液循環、反射機能が落ちる心配もありません。

安全性の高いものですので、安心してご使用いただきたいと思います。

ですので、先述の質問にたいしての回答としては「まず考えられない」といったところです。

 

ついでに「うちの子は笑気なしでも治療できる」といったお考えもあると思いますが、当院では、治療ができるとかできないとかの問題ではなく、可能なかぎり(特にお子さんには)歯科治療でのストレスを軽減したいのでおススメしています。

スタッフより説明がありましたら、前向きにご検討くださいませ happy01

2016年4月 4日 (月)

インプラントのセミナーに参加してきました (^^)

昨日は福岡国際会議場で開催された林揚春先生のセミナーに参加してきました。

林先生は有名なインプラントの大家です。

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初めてご本人のお話を伺ってきました。 

当院のこれまでのインプラントの考え方は、リスクを回避するためには時間(期間)がかかるのは仕方がないというものでしたが・・・

林先生は、とにかく患者さん目線の優しい施術。

腫れない、痛くない、短期間で結果を出す等など・・・

そしてとにかく可能ならば少しでも早くインプラントで咬めるようにして差し上げるという考え方でした。

抜歯したら基本的に即時、もしくは早期にインプラントを埋入して、条件が整えば当日にでもそのインプラントで咬めるようにしようというものです。

たくさんの症例を見せていただきながらのセミナーは、私にとって目新しいものでした。

当院でもインプラントへのニーズが多様になってきていますので、可能な症例には少しずつ導入していきたいと今考えています。

患者さんのQOLを向上させるためには、こういった目線もあるのかと大変勉強になった1日でした。

2016年4月 2日 (土)

新しい仲間が増えました (^^)b

昨日に引き続き嬉しいお話!

昨日から1次面接後に体験入社されていた方が、本日の2次面接を経て

正式に来週より新人研修に入ることになりました。

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とっても素直でキラキラした新人さんです。

歯科助手の資格をすでにお持ちでサポートスタッフ候補として研修をうけていただきます。

お迎えする私たちも超ハッピー!!

また月曜日から楽しく仕事できそうです。

感謝 (^^)b

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