縦割り社会?
顔や首、のどなどに生じる「頭(とう)頸(けい)部がん」の治療について、大学病院などで治療に当たる6割以上の診療科が、関係する四つの診療科などによるチーム医療が理想と考えていながら、実際に取り組むのは1割程度にとどまっていることが、久留米大の全国調査で分かったそうです。
関係する診療科は、耳鼻科、口腔(こうくう)外科、放射線科、形成外科の四つ。
調査は頭頸部がんを治療するがんセンターや大学病院など全国371診療科にアンケート。243科から回答を得た。
「理想のチーム医療には4科必要か」との質問に、156科(64%)が必要と回答。だが「実際に4科でやっている」と答えたのは35科(14%)だけだったとか・・・
みんなで協力すればいい結果が出せるのはわかってることなのに・・・
術後のADLもぐんと違うでしょうに・・・
厚労省はしきりに開業医の診療所と病院、歯科と医科の病診連携・診診連携をしきりにうたっていますが、肝心の総合病院がこれじゃあね
さて今年の7月に某国営放送の「ためしてガッテン!」という番組で、大学に勤務する歯科医師が内視鏡を使って摂食嚥下の説明をしていたことに対して、医科の学会から「歯科医師が内視鏡を使うとは何事か!」というクレームがついたそうです。
やっぱり歯医者って信用ないんですね・・・
っていうか医者になめられてますね・・・
だったらもっと口の中のことを、お医者さんも勉強してください!
かなり以前「私たちは抜歯だって出来るんだ!」と私にむかっておっしゃったお医者さんがいらっしゃいましたが・・・
(確かに法的には可能なのだそうですね・・・)
それならそれでいいですから、きちんと患者さんの口の機能や状態を理解・把握して私たちに伝えていただきたいものです。
お口の中が寝たきりになっていては、豊かな生活はできないですよ。
自分で全部出来ると思ってるのかな・・・
もちろんごく一部のお医者さんの話なのですが・・・
私は私たち歯科医療従事者だからこそ出来ることで、皆様のお役に立ちたいといつも考えています。
それぞれがスキルや知識・情報を出し合ってこそ、本当の患者様本意の治療ができると思います。
なんだか話がそれちゃいましたが、まさか総合病院の皆様も口腔外科の歯医者と一緒には治療できないとか思っていないと信じています。
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